お役立ちコラム

【本格的な夏が到来!】家に全館空調は必要?メリットとデメリットを紹介!

暑さと湿気がどんどん勢いを増してきて、いよいよエアコンが手放せない季節に突入という感じですね~。
「エアコンは苦手!」という方も多いかと思いますが、私はエアコンがなければ夏を乗り切れる気がしません!でも電気代は気になっちゃいます……(笑)

室温や湿度が上昇すると熱中症のリスクが高まるため、適度にエアコンを使って快適な室温をキープしましょう!

ちなみに、エアコンの中でも最近では「全館空調」を導入する注文住宅が増えてきているようです。
全館空調とは、家全体の冷暖を一括管理できるシステムのこと。オフィスビルやホテルに設置されているイメージを持っている人も多いかもしれませんが、
注文住宅なら一般家庭にも全館空調を導入することができます。

これから注文住宅を建てようと考えている方の中には、全館空調の導入を検討している方も少なくないはず。
そこで今回は、全館空調の基礎知識やメリット・デメリット、リフォームでの後付けについて解説します!

全館空調とは!?

全館空調とは室内のどこかに「大型空調設備」を1台設置して、すべての部屋の空調管理を行うシステムです。家全体の室温・換気・空気清浄の管理が一括でできるため、各部屋にエアコンを設置する必要がなくなります。全館空調は、オフィスビルやホテルなどでの使用がほとんどでしたが、近年では家庭用の全館空調システムも増えていて一般家庭でも導入されるようになっています。全館空調には「天井吹き出し型」「床下冷暖房型」「壁パネルからの輻射型」「壁掛けエアコン型」と4つの冷暖方法があるため、導入の際は生活スタイルや住宅に合わせて選ぶようにしましょう!

全館空調のメリット・デメリットは!?

全館空調の導入を検討するうえで、知っておきたいのがメリットとデメリットですよね。
まずは、特徴をしっかりとチェックしたうえで導入を決めるようにしましょう!

全館空調のメリット

全館空調にはいくつかの大きなメリットがあります。ここでは主なメリットをいくつか紹介していくので、ぜひチェックしてみてくださいね♪

家の中で寒暖差が小さくなる!

「リビングは冷房で快適だけど寝室が蒸し暑い」「部屋は暖かいのにトイレや廊下が寒い」など住宅内の温度差で悩んだ経験はありませんか?季節によって、家の中でも寒暖差が激しくなってしまうことは少なくありません。しかし、全館空調を導入することで、すべての部屋を快適な温度に管理することが可能です。
また、部屋を出入りするたびにエアコンの電源を入れたり切ったりする必要がないため、「部屋のエアコンを消し忘れたかも……」と不安になることもありません!

ヒートショックや小児喘息の予防が期待できる!

全館空調では、浴室やトイレなどの温度も管理することができます。そのため、冬場は高齢者に起こりやすい「ヒートショック」を防止する効果が期待できます。
また、常に人体にとって適切な室温を維持できる全館空調は、寒暖差の激しい季節の変わり目に起こりやすいとされている「小児喘息」の予防につながることも! 子どもからお年寄りまで幅広い年代の方に優しいシステムといえますね!

空気清浄効果もあり!

全館空調の製品によっては、ただ空調を管理するだけでなく空気清浄機の機能がついているものもあります。常に新鮮で綺麗な空気を室内に行き渡らせることができるので、気管支の弱い方などでも安心です。また、換気システムも備えているため、室内干しをしても衣服に嫌な臭いが残りにくいのもメリットです。

間取りの自由度が広がる!

各部屋にエアコンなどを設置する場合、冷暖房効率を上げるためにドアや壁などを設けるのが一般的です。しかし、住まい全体の室温を管理できる全館空調であれば、壁がなくても冷暖房効率に差はありません。そのため、大きな吹き抜けや広いLDKなど間取りの自由度が高まります。

全館空調のデメリット

多くのメリットがある全館空調にも、もちろんデメリットはあります。こちらもメリット同様、主なデメリットをいくつか紹介します!

初期費用の高さ

全館空調のデメリットとして、まず見逃せないのがコストの問題です。製品によって差はあるものの、システム本体に加えて、設置費や配管の工事費もかかるため、初期費用の相場は200~300万円ほどといわれています。これは各部屋にエアコンを設置するより、高額になることもあるため注意しましょう!

こまめなメンテナンスが必要

全館空調が故障してしまうと、家中の空調全てが止まってしまいます。こうした事態を防ぐためには、最低1年に1度のメンテナンスを行うことが重要です。ただし、メンテナンスにも5万円程度の費用がかかるため、初期費用と合わせてランニングコストにも気をつけるようにしましょう!

温度調整の難しさ

室内全体を同じ気温に保てるのは全館空調の魅力である一方、部屋ごとで温度を変えることが難しくなります。暑がりの方や寒がりの方など温度の感じ方は人それぞれですが、全館空調では誰かが我慢することになってしまうことも……。
ただし、最近の全館空調システムでは部屋ごとの温度設定が可能な製品も販売されているため、そちらを導入するのも一つの手です。

全館空調の後付けについて

全館空調の良さを知り、「今からでも家に導入したい!」と考える方もいるのではないでしょうか。全館空調は製品によって後付けが可能なものもあります。しかし、本来の効果を発揮するためには、住宅自体が高気密・高断熱であることが重要なポイントです。もし、後付けを考えているのであれば、まずは事前に相談するようにしましょう!

メリットとデメリットを理解して、全館空調導入の検討を!

家中どこでも快適な生活ができて、身体にも優しい全館空調は導入する魅力が盛りだくさん!ただし、費用は高額となるため、事前にしっかりと検討したうえで導入を決めるようにしましょう!
それでは皆さん猛暑が続いてますので、体調崩さないよう空調の温度管理には十分気を付けましょう!
次回もよろしくお願いしま~す!

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