憧れのマイホームの購入を検討する際、「人とは違ったオシャレな家に住みたい」「内装や外装のデザインにとことんこだわりたい」と期待に胸を膨らませる方も多いはず?注文住宅であれば、間取りやデザインなど理想の住まいに関するアイデアをカタチにすることができます。そこで今回は、注文住宅の依頼を検討している方に向けて、注文住宅だからこそ実現可能な住宅のアイデアをいくつか紹介します。
柔らかな曲線を生かした住宅
規格が決まっている建売住宅の場合は優美な曲線を用いたデザインの住宅はあまり見かけないかもしれません。しかし、注文住宅であればそうした個性あふれるデザインの実現が可能です。美術館を思わせるエレガントな住宅から、落ち着いたセンスの感じられるモダンな住宅まで思い通りのデザインを反映させることができます。また、建物はシンプルな直線の箱型で、塀に曲線を取り入れるというのもアイデアの一つ。塀が曲線を描くことで広がりのある印象を与えてくれるので、家をより広く見せる効果があります。
「住宅自体に曲線を取り入れると目立ち過ぎる……」とお考えの方も、塀だけであれば比較的取り入れやすく、差別化が図りやすいはずです。
開放感のある大きな窓を設置
大きな窓は、外の光を取り入れ明るく快適な空間を作るためのポイントとなります。また、窓の外への見晴らしがよくなることで、部屋を広く感じさせることもできます。明るく開放感のある家にしたいと考えているのであれば、大きな窓の設置を検討してみてはいかがでしょうか。ただし、大開口の窓は熱が逃げやすいというデメリットもあるため、断熱性の高いサッシやガラスを使用するなどの工夫が必要となる点には注意しましょう。
アイデア満載のバスルーム
1日の疲れを流すバスルームにこだわりたいという方も多いはず。注文住宅であれば、まるで旅館やリゾートのような開放的な露天風呂を作ることも可能です。ルーフバルコニーにお風呂を設置した本格的な露天風呂からバスルームを開閉可能な大きな窓で囲んだ半露天のお風呂など、アイデア次第であらゆるバスルームが実現できます。また、屋内のお風呂でも大きな天窓を設けることで日差しが差し込み、まるで露天風呂のような開放的なバスルームにすることもアイデアの一つ。
ただし、お風呂にこだわる際は、通常のシステムバス(ユニットバス)の使用が難しく、在来風呂(造作風呂)やハーフユニットバスを選択する必要があります。そのため、コストや施工期間が通常より多くかかること、メンテナンスに手間がかかる点などに注意しましょう。
離れというくつろぎ空間を演出
近年はリモートワークが推進されていることもあり、「自宅に仕事ができる空間が欲しい」と考えている方も多いのではないでしょうか。住宅の中にそうした空間を作ることも可能ですが、どうしても気になってしまうのが生活音。そこでオススメなのが離れの設置です。住宅とは切り離された空間を庭に作ることで、生活音を気にすることなく作業に集中できます。また、仕事と私生活のオンとオフの切り替えがしやすくなるのも離れならでは。
もちろん、離れは仕事をする空間としてだけではなく、趣味を楽しむ空間としても活用が可能。ゆったりと読書やアクティブにDIYなど、離れの応用は自由自在です。
ただし、離れを作る際は建築基準法や各自治体の規制をクリアする必要があるため、まずは建築士さんに離れが設置可能かどうか相談してみましょう。また、最初の設計段階で離れの設置を計画に入れておくのも良いかもしれません。
注文住宅で理想の住まいを実現!
建売の住宅ではなく注文住宅だからこそ実現可能な家があります。まずは一度、建築士さんや工務店、ハウスメーカーの方に自分たちなりのアイデアを相談してみましょう。プロの視点からアイデアを実現させる提案をしてもらえるはずです。せっかく注文住宅を検討しているのであれば、生活がより楽しく快適になるような理想の住まいを作り上げてみませんか?