お役立ちコラム

【知っておきたい!?】傾斜地や高低差がある土地に注文住宅を建てるなら知っておきたい「擁壁」について!

だんだんとお出かけもしやすくなってきて、海外旅行なども解禁され始めてきましたね!
私もいつか行くかもしれない海外旅行に向けて「英語を勉強しよう!」と思ったのですが、昔習ったはずの知識が全然思い出せず愕然としました……。
とりあえず、中学生レベルの勉強から頑張ります……!やっぱり何事も土台を固めることが大事ですよね!

さて、安定した住宅を建てるためにも、その土台となる土地は重要な部分。場合によっては、住宅を建てる前に地盤を固めるなどの工事が必要となります。「擁壁」も住宅の安全性を高めるために土地に施す重要な構造物の一つ。あまり耳慣れない言葉ではありますが、もし注文住宅を建てようと考えている土地が傾斜地や高低差がある場合は、擁壁について知っておくことが大切です。今回は、擁壁の基礎知識や費用の目安、注意点などについて解説します!

擁壁とは?

▼擁壁が必要な場所や目的は?

「擁壁」とは傾斜地など高低差のある土地に作られる壁上の構造物のこと。高低差のある土地では、建物の重さや地震、雨水などによって斜面が崩れるリスクが高くなります。
そのような土地の土が崩れないように留めるのが擁壁を作る主な目的です。土地の高低差や自治体によっては擁壁の設置が義務図けられていることが多くなっています。
そのため、土地を購入する際は不動産会社や各自治体に事前に確認しておきましょう。

▼擁壁に使われる素材は?

鉄筋コンクリート造(RC)

住宅と同様にコンクリートの中に鉄筋を埋め込んで作る擁壁です。高い耐震性能を持ちすっきりとした見た目に仕上がるのが特徴。「構造計算がしやすい」「擁壁を垂直に設置しやすいので土地を有効活用できる」などの理由から、鉄筋コンクリートで作られることが多くなっています。

無筋コンクリート造

その名の通り、鉄筋を使わずにコンクリートのみで作られる擁壁です。鉄筋コンクリート造よりも耐久性に劣るほか、擁壁の高さによっては割高になってしまう恐れがあるため注意が必要しましょう。

練積造

コンクリートやモルタルを接着剤にして、間知ブロックや間知ブロックを積み重ねて作る擁壁です。間知ブロックは「軽量」「低価格」「積み方のバリエーションが豊富」というのが特徴で、昔から利用されてきました。高低差の大きい住宅地では間知ブロックが用いられるケースも少なくありません。

擁壁工事にかかる費用はどれくらい?

高低差がある土地では擁壁が必要ですが、そこで気になるのが費用ではないでしょうか。擁壁の設置に関しては、擁壁を作るのに加えて掘削工事や運搬費などもかかるため、一般的に数百万~数千万円ほどは相場といわれています。設置する擁壁の大きさや周辺の道路の環境、使う素材によって差があるため、注意が必要です。

分譲地の場合は土地代に擁壁工事費用が含まれていることがほとんどなので、事前に確認しておきましょう。また、擁壁工事には多くの自治体で助成金が受け取れるため、事前にチェックしておくと安心!

擁壁工事は高額になりますが、かかる費用と将来的な安全性をしっかりと検討したうえで最良の選択をしましょう!

~擁壁の設置で押さえておきたいポイント!~

地盤は良好かどうか

擁壁に問題がないとしても、地盤が緩んでいると将来的に地盤沈下によって家が傾いてしまう恐れも……。そのため、場合によっては地盤調査や地盤対策が必要となることがあります。

隣人トラブルに注意

擁壁は敷地の境界に作られることが多いため、隣人トラブルに発展してしまうことがあります。一般的には高い位置の土地の所有者が擁壁を作る責任を負いますが、状況によっては話し合いのうえで折半するケースも。

擁壁は劣化することを理解しておく

擁壁は屋外に作られるため、どんなに頑丈なものでも劣化は避けられません。ヒビや水抜き孔のチェックはもちろん、必要に応じて修繕などが求められます。

段差や傾斜がある土地は擁壁が必要!

擁壁は家の土台であり、長く住める住宅を建てるのであれば重要なポイントです。購入した土地に段差や傾斜がある場合は、費用などを考えながら安心して住むための擁壁づくりを考えましょう!

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