お役立ちコラム

【趣味の空間としても使える!?】ビルドインガレージとは??

自宅の中で「趣味を存分に楽しめる空間が欲しい!」という方は多いですよね。
私も家に自分だけの空間が欲しいと常々思っていますが、なかなか実現せず……。
結局はリビングが趣味の部屋みたいになっちゃってます(笑)

これから注文住宅を建てるのであれば、自分の趣味が楽しめる部屋も作りやすいはず!
とはいえ、土地や家の大きさは変えることができない分、ほかのスペースを削ることになります。
場合によっては「趣味の部屋をあきらめないと……」というケースもあるかもしれません。

そこでおすすめしたいのがビルトインガレージです。
「車やバイクが趣味」という方はもちろん、さまざまな趣味を楽しむスペースとしても活用できるビルトインガレージは、注文住宅を建てる際に希望する方も多いといわれています!
今回は、ビルトインガレージの基礎知識から作るメリット・デメリット、気をつけたいポイントなどについて解説していきます!

ビルトインガレージとは??

ビルトインガレージとは、車を格納するスペースを建物の一部に組み込んだ形のガレージ。
「家の中に車の駐車スペースがある」と考えると分かりやすいかもしれません。
ビルトインガレージというとアメリカの住宅を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実は日本でも人気を集めている間取り!
その理由は、日本の土地の狭さにあります。別棟でガレージを建てられるほど土地が広くない場合でも、住宅と駐車スペースを確保することができるため重宝される傾向にあるのだとか♪

このビルトインガレージ、ただ車を格納するだけでなく、愛車のカスタムをしたり趣味を楽しんだりするスペースとしても有効活用できます。
屋内のスペースであるため、風雨の影響を受ける心配もありません!

ビルトインガレージのメリット・デメリット

ビルトインガレージの導入を検討するうえで、メリット・デメリットを把握しておくことは大切です。
ここでは、ビルトインガレージの持つメリットとデメリットを詳しく紹介します。

~ビルトインガレージのメリット~

外的要因から愛車を守れる

ビルトインガレージのメリットとして、さまざまな外的要因から愛車を守れる点が挙げられます。
カーポートと違い空間全体を壁やシャッターで囲うので、雨風や紫外線、飛来物、盗難、イタズラなどから車を守ることが可能です。
直射日光を遮れば塗料の日焼け・色褪せなどを防げるので、車の劣化防止も期待できるでしょう!

趣味を楽しむスペースとして活用

ビルトインガレージは、ただ愛車を停めるだけのスペースにとどまらず、さまざまな趣味を楽しむ場としても活用できます。
特にDIYなどリビングなどでは楽しみにくい趣味におすすめ!
車やバイクのカスタムが好きという方は、ビルトインガレージのスペースを利用して車のメンテナンスやカスタマイズを行うこともできますよ♪

動線のスムーズ化

家と一体化しているビルトインガレージであれば、車を降りてそのまま室内に入ることができます。
そのため、激しい雨が降っていても濡れることなく車の乗り降りが可能。さらに、雪が多い地域であっても車の雪かき・雪下ろしといった作業が発生しないのも嬉しいポイントです!

駐車場代の節約

ビルトインガレージを導入すれば、別の場所に駐車場を借りる必要はありません。
そのため、毎月駐車場代を払っているのであれば節約につながります。
月極駐車場の料金は数万円となるケースが多いため、家計の負担が減るのも嬉しいですよね♪

~ビルトインガレージのデメリット~

騒音や振動の発生

生活スペースと駐車スペースがつながっているため、車を使用する際に発生するエンジン音、シャッターの音、振動が室内にまで響いてしまう恐れも。
ビルトインガレージを設置するのであれば、寝室の場所などに気をつかう必要があるでしょう。

排気ガスの換気しにくさ

冬場などは、あらかじめエンジンをかけて車内を暖める「暖機運転」を行う方も多いはず。
しかし、シャッターを閉めた状態で暖機運転を実施すると、排気ガスがこもって一酸化炭素中毒などを引き起こす恐れがあります。
ビルトインガレージを導入するのであれば換気や空調などに意識を向けることが重要です。

間取りの制限

ビルトインガレージは、基本的に建物の1階部分に設置されます。そうすると、居住空間を2、3階に移さなければいけないケースも。
間取りの制限は注文住宅の魅力を損なわせてしまう恐れがあります。
ビルトインガレージを設置した際にどのような間取りになるのかなど、事前にしっかりと考えておきましょう。

固定資産税の発生

ビルトインガレージを導入するうえで覚えておきたいのが「固定資産税の発生」です。
固定資産税は建築に使用された資材や面積などによって金額が異なり、高価であればそれだけ固定資産税も高額化します。
「建物」に該当せず固定資産税が生じない「カーポート」とは違い、ビルトインガレージは固定資産税の評価対象となるため注意が必要です。

ビルトインガレージの注意点

ビルトインガレージは家と一体化した構造になっているので、家を建てた後に作り直すのはなかなか大変です。
当然、家の構造についてもリフォームなどが難しくなるため、永く住み続けるのであれば設計の時点でじっくりと考えるようにしましょう。

また、ビルトインガレージを導入する場合、家全体を支える壁や柱の数が少なくなることで耐震性が低くなるリスクも。
ただし、重量鉄骨造を選択したり、木造の中でも耐震性の高い建築方法を取り入れたりすれば耐震性の維持が可能です。
心配な場合は、施工会社やデザイナーさんに相談しながら導入を検討しましょう!

まとめ

ただ愛車を守るだけでなく、趣味のスペースとしても活用できるビルトインガレージは、非常に魅力的なスペース。
とはいえ、注意しなければいけない点があるのも事実なため、特徴やメリット・デメリットをしっかり見極めたうえで導入するかどうかを決めていきましょう!

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