間取り決めのポイント

「こんなはずじゃなかった!」を防ぐ~間取り決めのポイントを解説!

「こんなはずじゃなかった!」を防ぐ~間取り決めのポイントを解説!

設計の段階では完ぺきだったのに、いざ暮らしてみると「こんなはずじゃなかった!」――。そんなケースは案外多いものです。

「和室はやめて、リビングを広くすれば良かった」「収納が全然足りない!」。住みはじめてから、そんな後悔をしないために。家づくりをはじめる前に、間取り決めの注意点やポイントをしっかりおさえておきましょう。こちらでは【注文住宅ナビ】が、注文住宅の間取り決めについて、よくある失敗や成功の秘訣をご紹介します。

間取り決めの注意点!

間取り決めの注意点!

「家が完成してから、1階にまとまった収納スペースが一切ないと気づいた。生活用品を収納する場所がない」そんな馬鹿な……と思うかもしれませんが、こういった失敗は実は少なくありません。特に注意したいポイントは、「収納」「部屋の大きさ」「部屋の配置」「コンセントや照明スイッチ」です。設計図を見ながらイメージしたところ、きちんと要望通りになっているし、大丈夫。そう思っても、これらの4つのポイントは、いざ暮らしはじめてみると「アレ?」ということが起こりがちです。以下、よくある失敗と併せて注意したいポイントをご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。

よくある失敗
収納
  • 収納が少なく、部屋が片付かない
  • 収納の奥行を取り過ぎていて、奥がデッドスペースになる
  • 収納するつもりだった家電が納まらない
  • 収納場所と使用場所が離れていて、家事動線がスムーズではない
対策 部屋数にこだわりすぎて収納が少なくなってしまうことが多いため、部屋数と一緒にかならず収納も検討しておくことが大切。また実際に収納スペースに物を出し入れするところをイメージしながら、大きさや奥行き、高さなどをチェックしておくと、上記のような失敗を回避できるでしょう。
部屋の大きさ
  • その部屋に置きたかった家具が入らない
  • 脱衣所が狭く、一人ずつしか入れない
  • 部屋を広げたため、廊下が狭くて通りにくい
対策 部屋の用途・使用する家具を踏まえて部屋の広さを検討すること、また通路の幅は人がすれ違える程度を目安に検討することが大切です。
部屋の配置
  • 寝室が道路側にあって、車の走行音が気になる
  • 玄関近くにトイレがあり、来客時に使用しづらい
  • 子ども部屋とバスルームが近く、夜、親がお風呂に入る音で子どもが起きてしまう
対策 特に注意したいのが「水回り」と「音」です。トイレ、浴室、キッチン、階段といった音が出やすい場所をチェックし、各部屋の用途と併せて配置を検討してみましょう。昼夜の家族の過ごし方をイメージしながら配置を考えていくと、上記のような失敗のリスクを軽減できます。
コンセントや照明スイッチ
  • 部屋の扉を開けると、照明のスイッチが隠れる
  • コンセントが少なく、多くの延長コードが必要になった
  • コンセント位置の関係で、掃除機が届かない場所がある
  • 玄関の照明スイッチが、玄関扉から遠くて不便
対策 コンセントの数は延床坪数と同じ数が目安と言われています。まずはテレビや冷蔵庫のような据え置きの家電を置く場所、さらに携帯電話の充電や掃除機など、暮らしの中でコンセントを使うシーンをイメージして配置・数を決めましょう。また照明のスイッチは配置場所に注意。現在の住まいで1日に家族がどのような動きをしているか意識してみると、照明スイッチが必要な位置をだいたい予測することができます。

成功の秘訣は「条件を整理」すること

成功の秘訣は「条件を整理」すること

たとえば「子どもが2人なので、子ども部屋を2つ」「和室を一つ設けよう」など、大まかな間取りの条件に加えて、もっと生活スタイルに密着した細やかな条件も整理しておくこと。これが注文住宅の間取り決めを成功させる秘訣です。

まずは大まかな部屋数を決めるために、必要な部屋の数を考えてみましょう。さらに、各部屋に収納が必要か?必要なら大きさは?と細かく条件を書き出していきます。また朝の身支度の時間が重なりがちな家庭であれば、「少し広めに確保したい」といった条件も出てくるでしょう。夫婦ともに料理が好きなら、2人でもスムーズに動ける広めのキッチンが良いかもしれません。このように家族のライフスタイルに合わせてしっかりと条件を洗い出し、その上で、各条件に優先順位をつけて整理しておきます。あとは、家づくりのプロと相談しながら設計を考えていきましょう。

まとめ

まとめ

間取りを考えるときには、「暮らしをイメージすること」が何よりも大切です。たとえば、外出から誰もいない家に帰ったときに、居室側に照明スイッチがあると想像してみてください。真っ暗闇の中で、スイッチに手が届くところまで移動しなくてはなりません。普段の暮らしをなぞってみると、「玄関の照明スイッチは、入ってすぐ手の届く場所が良い」とわかります。

他にも「夜遅く帰宅する家族がいるから、バスルームの音がなるべく他の家族の寝室に聞こえないように」「夏は扇風機を置きたいから、近くにコンセントを」と、昼・夜、季節ごとに暮らしをイメージして、間取りを検討してみましょう。一つひとつ条件を挙げて、それらをきちんと整理しておくことが、失敗しない間取り決めのコツです。

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