引き渡し時の注意点

最後まで気を抜かないで!~引き渡し時の注意点~

最後まで気を抜かないで!~引き渡し時の注意点~

「ついに理想の我が家が完成!」となると、誰しも気が緩んでしまうもの。建物が竣工すればついに物件引き渡しとなりますが、ここでの油断や見落としが原因で起こるトラブルは案外多いため、最後まで気を引き締めて臨んでいただきたいと思います。

こちらでは【注文住宅ナビ】が、入居後に後悔しないための物件引き渡し時の注意点をご紹介します。

引き渡し時の油断が招くトラブルとは?

引き渡し時の油断が招くトラブルとは?

よく起きるミスとして挙げられるのは、工事完了後の立会検査でトラブルや瑕疵(かし)を見逃してしまうケースです。立会検査は「これで問題ありません」と施主と施工会社の間で確認するためのもの。トラブルや瑕疵があればかならず指摘し、補修・改修が必要な箇所があれば遠慮せずに申し出ましょう。

また、引き渡し時期も要注意です。中には、工事が遅れている、早く残金を清算してもらいたいといった目的から、意図的に完成前の段階で物件を引き渡そうとする業者もあるようです。引き渡しを行うのは、工事がすべて完了し、さらに施主が立会検査の上で「完成した」と認めてから。それ以前の物件引き渡しはトラブルの元です。

チェックすべきポイント

チェック1 工事完了後、建物の完成状況を確認

チェック1 工事完了後、建物の完成状況を確認

工事完了後に行う立会検査では、契約時の建築プラン通りに工事が完了しているか、また設備・内装などが仕様通りになっているかを確認します。また傷や汚れの有無、施工不備などがないかも丁寧にチェック。気になる箇所があれば、遠慮なく施工会社の担当者や施工管理者にたずねましょう。

もし傷や汚れ、施工不備などがあれば、かならず指摘します。その場合の補修・改修まで契約に含まれていますので、遠慮する必要はありません。

また、こうした立会検査を実施せずに物件を引き渡そうとする施工会社もあるようです。これに関してはもはや「論外」と言って良いでしょう。かならず立会検査の機会を設けるように、強く申し出る必要があります。

チェック2 補修・改修があれば、工事後に再チェック

チェック2  補修・改修があれば、工事後に再チェック

こちらは特に注意が必要なポイントかもしれません。立会検査で何か不備が見つかって施工会社に補修・改修を依頼した場合には、かならずその工事が終わってからもう一度建物の状態をチェックしましょう。「補修・改修しておきましたので」との業者の言葉だけで済ませると、後になって「補修・改修が不十分だった」ということになりかねません。

再チェックを行って補修・改修が不十分であれば、再度補修・改修を依頼する必要があります。かならず自分の目で確かめて、納得して「これで完了です」と判断すること。これが後悔やトラブルを回避するためのコツです。

チェック3 書類や保証書が揃っているかをチェック

チェック3 書類や保証書が揃っているかをチェック

工事完了、立会検査でも問題なし。これでいよいよ引き渡しです。しかしここでもチェックポイントが一つ。引き渡し当日には、各種書類や設備機器の保証書などを数多く受け取ります。書類は重要なものばかりですし、設備の保証書にはアフターメンテナンスの内容や、不具合発生時の相談先なども明記されています。何かあったときに「アレ?書類がないぞ」では済まないものです。書類や保証書の受け渡しを業者任せにするのではなく、自分自身でもどういった書類・保証書を受け取るべきか、事前にリストを作っておくと安心です。

チェック4 残代金の支払いは完成後に

チェック4 残代金の支払いは完成後に

建物の工事は無事完了、検査でも問題なし、必要書類と保証書類もすべてもれなく受け取って、鍵ももらった。引き渡しの際に必要な手続きは、残すところ「残代金の支払い」のみです。残代金の清算を経て、これにて引き渡し完了。無事に理想の家の完成です。

しかし、実はこの残代金の支払いをめぐってトラブルもあります。それは「建物が未完成の段階で、残代金の支払いを求められる」というもの。残代金の清算は、物件引き渡し前の最後のステップ。当然ながら、建物が完成したあとに行うもので、契約書にもそのように記載されているはずです。建物の完成前に清算を求められた場合でも、応じる必要はありません。堂々と拒否しましょう。

まとめ

まとめ

立会検査は施工会社の担当者(または施工管理者)と一緒に行うため、何となく「ジロジロと時間をかけて見るのは悪い気がする」と思う方も多いようです。確かに、何だかあら捜しをしているような気持になるかもしれません。しかし、まさに建物完成時の検査は「あら捜し」の気持ちで臨んでいただきたいと思います。

もしもここで重大な施工不備や傷・汚れを見落としてしまえば、そのまま引き渡しを経て、入居することになります。そして住みはじめてから施工不備などに気づき、「しまった!」と後悔しても遅いのです。ぜひこちらでご紹介したチェックポイントを参考に無事引き渡しを終えて、気持ちよく入居の日を迎えてください。

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