お役立ちコラム

【ZEH(ゼッチ)とはどんな住宅?】未来を見据えた住まいのカタチ、ZEH住宅とは!?

最近ではエコバッグの普及やフードロス問題の解決など、身近なところからエコを意識する機会も増えてきましたね!
私も食欲の秋でついつい食べ過ぎてしまいますが、それでも残すよりは環境に良いと割り切って美味しく食べています!(笑)

さて、エコや環境問題などに対する意識が高まってきた最近の日本では、住宅においてもエコが取り入れられるようになってきました。
その取り組みの一つとして注目を集めているのが「ZEH(ゼッチ)」です。
環境にやさしい暮らしの実現のため、住宅の省エネルギー化を目指しているZEHですが「その詳細や特徴が気になる!」という方も多いはず。
ここでは、さらなる普及が期待されているZEHに関する情報をお届けします!

ZEHとは?

ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称であり、消費するエネルギーと創出するエネルギーの収支がゼロ以下になることを目指した住宅のこと。
「建物の高断熱化」「省エネ設備の積極的な導入」「太陽光発電システムなど創エネ設備の設置」など、省エネと創エネの両方の取り組みが見られる点がポイントです。

ZEHには、よりハイグレードな性能を備えている「ZEH+(ゼッチプラス)」や、防災機能に優れた「ZEH+R(ゼッチプラスアール)」などがあるのも覚えておきたいポイント!

簡単にいえば、エネルギーの自給自足を行いつつ、快適な生活が送れる環境を実現できるのがZEHの魅力といえます!

ZEHの要件や種類

エコで快適な住まいを実現する「ZEH(ゼッチ)」は、いくつかの要件を満たせば国の補助金を活用して建てられることも注目されている理由の一つ。
具体的にどのような要件が存在するか見ていきましょう!

~ZEHでおさえておくべき3つのポイント~

断熱

断熱性能はZEHの補助金申請でも審査に影響するポイント。
基準が定められていない「高性能住宅」とは違い、ZEHにはその土地ごとに明確な基準値が定められているため注意しましょう。
断熱材や窓の性能を高めることで断熱性を向上させれば、暑さや寒さの影響を受けにくくなるだけでなく、冷暖房に費やすエネルギーの削減にもつながります。

省エネ

家に導入する設備の「省エネ性能」もZEHの認定基準に含まれています!
省エネタイプのエアコンや、電力消費を抑えられるLED照明、少ないエネルギーでお湯を沸かすことも可能な給湯システムなどを積極的に導入することが重要です。
また、電気の使用量の確認や調整といった管理ができる 「HEMS(ヘムス)」の導入も求められます。

創エネ

ZEHの補助金を申請するために不可欠なのが太陽光発電システムなど「再生可能エネルギーシステム」の導入です。
システムを設置したうえで、生み出すエネルギーが日常的に消費するエネルギーを上回るかどうかが、ZEH認定のための重要な要素となります。

~ZEHの種類~

ZEHにはいくつかの種類があり、補助金を受けるための基準も異なります。
そのため、事前にどの程度まで住宅の性能を高めるのかなど検討しておく必要があるでしょう。
ここではZEHの主な種類をいくつか紹介します。

ZEH

もっともスタンダードなZEHです。以下の数字をクリアした住宅はZEHとして申請ができます。
【判断基準】
・ZEH強化外皮基準
・断熱+省エネによる省エネルギー率:20%以上
・再生可能エネルギーを含む省エネ率:100%以上

Nearly ZEH(ニアリー ゼッチ)

Nearly ZEHとは、主に寒冷地、低日射地域、多雪地域に建てられた住宅に適用されます。
認定条件がZEHと比べて低く設定されているのが特徴で、太陽光による発電量が他エリアと比べて不利な場合はこちらを検討しましょう。
【判断基準】
・ZEH強化外皮基準
・断熱+省エネによる省エネルギー率:20%以上
・再生可能エネルギーを含む省エネ率:75%以上

ZEH Oriented(ゼッチ オリエンテッド)

ZEH Orientedとは、都市部の中でも狭小地に建てられた家で、たとえ太陽光発電システムが設置されていても十分な効果が見込めない場合に適用されます。
そのため、再生可能エネルギーを含めた省エネ率は特に設定されていません。ただし、条件適用のためにはいくつかの条件が存在します。
【判断基準】
・ZEH強化外皮基準
・断熱+省エネによる省エネルギー率:20%以上
・再生可能エネルギーを含む省エネ率:再生可能エネルギーシステムは未導入でも可
・敷地面積の広さが85㎡未満
・土地が北側斜線制限の対象となる用途地域に含まれている

ZEH+(ゼッチ プラス)

ZEH+とは、ZEHよりハイグレードな性能を備えている場合に認定される種類です。ZEHと比べて認定の条件が厳しくなっている一方で、より高額な補助金を受け取れる可能性があります。
【判断基準】
ZEHの認定基準を満たしたうえで、さらに以下の条件を満たす必要があります。
・断熱+省エネによる省エネルギー率:25%以上
・以下のうち2つ以上を導入すること
1.さらなる外皮性能の強化
2.HEMSの導入により、電力の管理や冷暖房・給湯設備の制御を行えること
3.電気自動車を活用した充電設備、または充放電設備の設置

ZEH認定で受け取れる補助金

ZEHの条件を満たす住宅を建てる場合や、既存住宅を改修して ZEH 化する場合は補助金を申請することが可能です。
補助金については国土交通省・環境省・経済産業省の3省が推進しており、申請条件や認定を受ける対象は年度によって変わることがあるので注意しましょう。

省エネ設備や再生可能エネルギーシステムの導入には相応の費用がかかるため、補助金は活用しておきたいところ!
補助金の詳細については各省庁のホームページをチェックしたり、住宅メーカーの担当者に確認したりするなどして、こまめに最新の情報を仕入れておくようにしておきましょう!

まとめ

未来を見据えた住まいのカタチとして、ZEHへの注目は非常に高まっています。
ただエコなだけでなく、単純に住宅としての性能も高く快適な暮らしを送ることができるはず!!
また、光熱費の削減につながるのも嬉しいポイントですね♪ これから注文住宅を建てようと考えているのであればぜひZEHを検討してみましょう。

関連記事

  1. マイホームのデザインを考えるとき押さえておきたいポイントとは??

  2. オール家電住宅を建てるなら知っておきたいポイント

  3. 【期限迫る!!】住宅ローン控除の13年適用!すまい給付金との併用は可能…

  4. 夏と冬も快適に過ごす!高気密・高断熱について知ろう!

  5. 【自然素材で建てる住宅?】どんな素材を使用するの??

  6. 意外と見落としがちなトイレの間取り!意識しておきたいポイントとは

最近の記事

PAGE TOP