最近、オール電化を取り入れる家庭が増えていますね~。オール電化では家電の利用はもちろん、調理や給湯も全て電気で行うので、なんとなーく「地球にやさしい」「ガスと併用するよりも月々の支払いが安くなる」といったイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?実は私もそうでした・・・
しかし!導入を検討するのであれば、その特徴をしっかりと理解しておかなければいけませんよ!
そこで今回は、オール家電のメリット・デメリット、導入の際の注意点などについて「詳しく」解説していきますね!!
オール電化のメリットとデメリットは??
家庭の炊事・洗濯・掃除などのエネルギー源を全て電気でまかなうオール電化ですが、そこにはどのようなメリットとデメリットがあるかを見てみましょう!
オール電化のメリット
・光熱費の管理が楽になる!
電気とガスが一本化されることで光熱費の管理が簡単で節約の対策も立てやすくなります。また、ガスの基本料金の支払いがなくなるのもポイント!ガスの基本料金は使用しているガスや地域によって変わりますが、おおよそ1000~2000円程度。年間で約12000~24000円の節約につながります。ただし、その分電気料金が増える点は注意しましょう。
・キッチン周りの掃除がしやすい!
ガスコンロ周りの掃除は手間がかかるもの。しかし、オール電化では天板が平らなIHクッキングヒーターを使用することになるので、サッと拭き掃除ができて常にキッチン周りをキレイに保つことができます。時間が経って汚れが落としにくくなる前にこまめに掃除ができるので、家事の負担を減らすことができるでしょう!
・火事になりにくい!
オール電化では給湯や調理で火を使うことがないので、火事になるリスクを減らすことができます。IHクッキングヒーターには、電源スイッチ自動OFF機能、こげつき防止機能、グリル高温自動OFF機能など安全性を考えたシステムが搭載されているので、調理中の事故もある程度は未然に防ぐことが可能です。また、ガス漏れや一酸化炭素中毒の危険性も大幅に減るため、安全性は高いといえるでしょう!
・災害時の復旧が早い!
オール電化は電気を使うため、停電時には自宅のすべてのエネルギー源が機能しなくなってしまいます。しかし、日本で長時間停電が続くことは非常にまれなケース。地震や台風によって水、ガス、電気のライフラインが止まってしまった場合も、電気が一番早く復旧するといわれています。太陽光発電や蓄電池を活用することで、被災時でもある程度の生活を送ることも可能です!
オール電化のデメリット
・初期投資費用がかかる
オール家電のデメリットとして多く挙げられるのが初期投資の費用がかかることです。オール電化では、最低限IHクッキングヒーター、エコキュートまたは電気温水器、貯湯タンクを設置することになりますが、この設置費用がガスコンロやガス給湯器に比べ割高になってしまいます。これにプラスして、太陽光発電や床暖房などの設備を取り付ける場合は、より高額になるため注意しましょう!
・昼間の電気代が割高……
エコキュートを使用する場合、「夜の電気料金が安く、昼間の電気料金が高い」という変則的な電気料金プランを契約することになります。そのため、昼間に電気をたくさん使う家庭では、かえって電気料金が高くなってしまうケースもあるため注意が必要です。
・後からガス併用にすることが難しい……
オール電化を新築で建てた場合、ガスとの併用をするためには改築が必要です。また、オール電化マンションの場合はガスへの変更は不可能といわれています。そのため、後に「ガスが使いたい」という場合も容易に切り替えができないため注意しましょう。
火を使わなくても火事になることがある!
オール電化のメリットとして「火を使わないため火事になりにくい」というものがありましたが、あくまでリスクが低いだけなので使い方を間違えてしまうと火事になってしまう危険性があります。以下のようなケースには注意が必要です!
・漏電による火災
コンセントにホコリが溜まっていたり家電線の根元から銅線が飛び出したまま家電を使用したりすると漏電の原因となります。漏電による火事は、広がるまで気付きにくいため日ごろからのチェックが重要です。漏電していると無駄に電気を使用してしまうため、電気代が高くなる傾向にあります。もし、「急に電気料金が高くなった」「電気を使用していないのに電気料金が安くならない」という場合は、漏電している危険性があります。
・調理中による火災
IHクッキングヒーターは火を使いませんが、油をヒーターにかけたまま高温状態にしてしまうと自然発火し火事になる恐れがあります。また、IHクッキングヒーターに適していない調理器具を使用した場合も、熱が一部に集中してしまい発火の原因となります。
メリット・デメリットを押さえて快適なオール電化をライフを!
オール電化と聞くと先進的で良い印象を持たれている方も多いかと思いますが、良い面だけでなく悪い面もしっかり把握しておくことが重要ですね。
それらを踏まえたうえで導入を検討し、理想の暮らしを目指してくださいね!!