お役立ちコラム

【吹き抜けがある家のメリット・デメリット】空調の悩みを解決するにはどうしたらいい??

まだまだ外に出かけづらい日々が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は、たまに近所へお買い物に行ったり用事があれば外に出たりするくらいで、基本的にはお家で過ごす時間がほとんど……。

でも、ずっとお家の中にいると息が詰まる感じがして「もっと広い家に引っ越したい!」ってなっちゃいませんか?(笑)
家の中でも開放感があれば、おうち時間ももう少し過ごしやすいと思うんですよね~。

さて、開放感のある家といえば、吹き抜けを思い浮かべる方も多いはず。
天井部分に大きなスペースがあって、明るく開放的な印象のお家は魅力的ですよね!
賃貸や建売で理想的な吹き抜けのある家を探すのは難しいものですが、注文住宅であれば比較的簡単に実現できます!
しかし、吹き抜けのある家は、魅力が多い反面デメリットがあるのも事実…。
そこで今回は、吹き抜けのある家のメリット・デメリット、空調に関する問題点について解説していきます。

住宅に吹き抜けを取り入れるメリットは?

まずは吹き抜けのある住宅にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう!

オシャレ感が演出できる!

吹き抜けは従来の住宅には見られなかったデザインであり、賃貸や建売などでもあまり見ることはありません。
それだけに、吹き抜けがあるというだけで家がオシャレな印象に!
また、吹き抜けの空間に「照明や飾りを吊るす」「カーテンを取り付ける」など好みの部屋をつくれるのもポイント。
猫を飼っている方はキャットウォークを設置するのも面白いかもしれませんね!

開放感があり広く感じられる!

吹き抜けのある家は、天井部分に大きな空間が生まれ壁も少ないので開放的な印象の住宅になります。
敷地が狭い場合も、吹き抜けを取り入れることで視覚的に広さを演出することも可能ですよ!

自然光が入り室内を明るく見せられる!

吹き抜けを作る場合、抜けた2階部分に窓を設置するのが一般的。
通常の住宅よりも自然光を取り入れやすいので、部屋の奥まで明るい家をつくれます!
また、より多くの自然光を取り入れる方法として天窓を設置することもできます。

風通しが良い!

暖かい空気は下から上へ移動するので、1階と2階の窓を開放すると空気の流れが生まれやすくなり自然換気を促すことができます。
また、シーリングファンを設置して空気を循環させることで、より快適な空間づくりができるでしょう。

家族とのつながりが感じられる家に!

1階と2階がつながっているため、各階とのコミュニケーションがとりやすくなります。
1階のキッチンやリビングから移動することなく2階にいる子どもへ声をかけるといったことも可能です。
また、部屋全体を見渡せるので家族と顔を合わせる機会が増えるのも大きな特徴といえるでしょう!

住宅に吹き抜けを取り入れるデメリットとは?

吹き抜けのある家には多くのメリットがありましたが、デメリットがないわけではありません。では、どのようなデメリットがあるのかを見ていきたいと思います。

2階部分のスペースが狭くなる

吹き抜けを作るということは、2階部分のスペースを削るということ。
そのため、吹き抜けの構造によるものの、部屋の数や収納スペースを減らさなくてはいけなくなることも……。

音やニオイが伝わりやすい

1階部分と2階部分の空間が繋がっているので、生活音や料理などのニオイが伝わりやすくなってしまいます。
また、プライベート空間の確保が難しくなるのもデメリットといえるでしょう。

掃除が難しい

高い位置にある2階部分の窓やシーリングファンは掃除が難しいのというのも難点。
専用の掃除用具を用意する、足場を組む、専門の業者に依頼をするなどの必要があり、手間や費用がかかってしまいます。

耐震性が下がる恐れがある

吹き抜けを作る場合、柱や壁部分が少なくなり耐震強度が下がってしまう恐れがあります。
設計の段階で屋根や床などの基礎の強さを考慮しておかなくてはいけません。

吹き抜けがあると冬は暖まりにくくて寒い!?

吹き抜けを取り入れることで空間が広くなるため、部屋全体に空調をいきわたらせるのが難しくなってしまいます

暖かい空気は上へと昇っていくため、夏場はそこまで気にならないという声が多いものの、
冬場に関しては「部屋が暖まりにくい」「足元が寒い」「電気代が心配」といった意見が少なくありません。
ではこうした問題を解決するにはどのような方法があるのでしょうか。

シーリングファンを取り入れる

暖かい空気が上にたまるのを防ぐために、シーリングファンで空気を循環させる方法があります。
ただし、シーリングファンを設置するにあたって、壁や梁にぶつからないように相応のスペースをとる必要があります。
また、シーリングファンは天井付近に設置するため、掃除の手間についても事前に考えておかなければいけません。
シーリングファンを取り入れるのが難しい場合は、サーキュレーターでも空気を循環させることができます。

輻射式の冷暖房を設置する

輻射式の冷暖房では、輻射による熱移動によって壁・床・天井・家具・人体などの物体を直接温めたり冷やしたりすることができます。
そのため、室内の空気の温度を変化させる一般的なエアコンと異なり、温度のムラが少なく部屋全体を快適な状態に保ちやすくなります。
また、風が出ないので埃などを巻き上げる心配もありません。

高気密・高断熱にこだわる

気密性・高断性の高い家は、部屋が寒くなりにくく、暖まった空気も冷えにくいのが特徴。
そのため、高気密・高断熱にこだわることで吹き抜けを取り入れても快適な環境を保ちやすくなります。

吹き抜けを取り入れる際はメリットとデメリットを押さえて!

吹き抜けを取り入れるとお家はグッとオシャレになりますが、建売では見つけるのが難しいものです。
せっかく注文住宅を選ぶのであれば、吹き抜けのある住宅を検討してみてはいかがでしょうか。
ただし、メリットとデメリットの両面をしっかりと見極めて対策などを考えることも忘れないようにしてくださいね!

私はすごく迷いましたが、吹き抜けを取り入れて後悔はしておりません!!
皆様も悔いの残らないように家づくりを楽しんでくださいね。

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