新型コロナウイルスの流行に伴い、世の中では従来とは違った新しい常識や慣習を重んじる「ニューノーマルな生活」が推奨されています。ニューノーマルにおいては旅行やレジャーが制限されることもあり、自然とお家で過ごす時間も長くなりました。こうした新しい生活様式は今後数年続くことが予測されるため、「いかに充実したおうち時間を過ごすか」という点に注目が集まっています。そこで、おうち時間を楽しく快適に過ごすためにもお庭にこだわった住宅を考えてみてはいかがでしょうか。今回は注文住宅のお庭造りのアイデアをいくつか紹介します。
ウッドデッキを設置して一家団欒を楽しむ
屋外ではあるものの、リビングの延長のようなプライベートな空間として機能するウッドデッキ。伝統的な日本家屋には住宅と外をつなぐ場所として縁側がありましたが、ウッドデッキはまさに「現代版の縁側」として多くのご家族に愛されています。
ウッドデッキを設置することで、日向ぼっこしたり、くつろいだりするほか、洗濯物を干したり子どもたちの遊び場となったりと多目的な活用が可能です。また、リビングと同じ高さで設置されるウッドデッキは、奥行きを生み出し居住空間の広がりを演出してくれます。
近年ではDIYでウッドデッキを作る方も増えていますが、使用される木材の腐朽リスクやウッドデッキ下の雑草対策など注意しなければいけない点も多くあります。せっかく注文住宅を選択するのであれば、設計段階からウッドデッキをデザインに取り入れておくと安心です。
2階や屋上にバルコニーを設ける
「庭が欲しいけど、スペースの確保が難しい」という場合には、住居の2階や屋上にバルコニーを設けるのもおすすめです。バルコニーを住居の2階や屋上に配置するのであれば、土地の広さに左右されにくく、周囲の視線も気になりにくいというメリットがあります。お風呂を設置して、露天風呂のような空間を作ることができるのもバルコニーならではでしょう。
ただし、バルコニーを設置する場合は、排水設計やメンテナンスを考慮する必要があることや、敷地条件を検討しバルコニーの位置を決定しなければいけない点には注意が必要です。
バルコニーとベランダの違いとは
一般的にバルコニーとは「建物の外壁から張り出した、屋根のない手すり付きのスペース」を指します。そんなバルコニーと似たスペースとして挙げられるのがベランダです。ベランダは「建物の外側にある、屋根付きの歩行可能なスペース」を指し、大きな違いは「屋根の有無」と「空間の広さ」ということになります。
ガーデンファニチャーを設置して安らぎの空間を演出
ガーデンファニチャーとは、庭園用の家具のことを指します。アウトドア・リビングを実現するうえで非常に重要な要素です。こだわりのテーブルやイス、間接照明などを置くことで、家のお庭がカフェテラスや海外の雑誌で見かけるようなオシャレな空間に早変わりします。
また、日差しをよけるためのオーニングを設置したり、寒さを和らげるためのパティオヒーターを配置したりするなど、アレンジの幅が広いのもガーデンファニチャーが楽しめるポイント。ガーデンファニチャーにこだわって、お昼のティータイムや、夜の静かなひと時をお庭で楽しんでみてはいかがでしょうか。
オシャレなお庭で充実のおうち時間を
まだまだ続くことが予測されるニューノーマルの生活。お家で過ごす時間が長くなるからこそ、少しでも快適に過ごせるような空間を作ることが大切です。レジャーや旅行が難しい分、家族ですてきな時間を共有できるお庭造りをしてみてはいかがでしょうか。